ピアノのコード · コード進行
コード進行
数えきれない曲を支えるコード進行を、どの調でも。王道進行、小室進行、カノン進行をピアノで聴いて、自分の進行をつくってシェアしたり、自動生成で新しいアイデアを見つけたりできます。
どれかの進行の再生を押してください。
ハ長調の定番進行
数えきれないポップスを支える4つのコード。どこから始めても、そのままループになります。
J-POPやアニメソングでいちばん愛されている進行。切なく、胸に迫る響きです。
90年代のJ-POPを席巻した進行。マイナーから始まり、力強く主和音へ駆けあがります。
ひとめぐりして、また最初へ。サビの終わりから次のコーラスへつなぐ定番です。
家にいて、出かけて、もっと遠くへ、そして帰る。フォーク、カントリー、ブルース、ロックの出発点です。
ジャズでいちばん大切な進行。ルートが5度ずつ下がっていきます。
12小節、3つのコード、すべてドミナントセブンス。ブルース、ブギウギ、ロックンロールの背骨です。
定番の4コードを、マイナーから。同じコードで、切ない物語になります。
ドゥーワップ、初期のロックンロール、パーティーの最後のスローダンス。
ルートが5度ずつ下がって、家へ帰る。五度圏をそのまま歩く進行です。
明るく、希望に満ちた響き。アコースティックギターの弾き語りでおなじみです。
調の外から借りた♭VIIで、大きく開けたクラシックロックの響きに。
IVが一瞬マイナーに。短調から借りた、ほろ苦い響きです。
自分でつくる
コードをタップすると順番に加わります(並んだコードをタップすると取り消し)。ループで鳴らしてみましょう。コード名は上で選んだ調で表示され、このページのリンクがあなたの進行を覚えているので、そのままシェアできます。
コード進行の一覧表
定番の進行を、すべての調で書き出しました。
長調(定番の4コード・王道進行・小室進行・循環コード)
| 調 | I – V – vi – IV | IVmaj7 – V7 – iii7 – vi | vi – IV – V – I | I – vi – ii – V |
|---|---|---|---|---|
| ハ長調 | C – G – Am – F | Fmaj7 – G7 – Em7 – Am | Am – F – G – C | C – Am – Dm – G |
| ト長調 | G – D – Em – C | Cmaj7 – D7 – Bm7 – Em | Em – C – D – G | G – Em – Am – D |
| ニ長調 | D – A – Bm – G | Gmaj7 – A7 – F♯m7 – Bm | Bm – G – A – D | D – Bm – Em – A |
| イ長調 | A – E – F♯m – D | Dmaj7 – E7 – C♯m7 – F♯m | F♯m – D – E – A | A – F♯m – Bm – E |
| ホ長調 | E – B – C♯m – A | Amaj7 – B7 – G♯m7 – C♯m | C♯m – A – B – E | E – C♯m – F♯m – B |
| ロ長調 | B – F♯ – G♯m – E | Emaj7 – F♯7 – D♯m7 – G♯m | G♯m – E – F♯ – B | B – G♯m – C♯m – F♯ |
| 嬰ヘ長調 | F♯ – C♯ – D♯m – B | Bmaj7 – C♯7 – A♯m7 – D♯m | D♯m – B – C♯ – F♯ | F♯ – D♯m – G♯m – C♯ |
| 変ニ長調 | D♭ – A♭ – B♭m – G♭ | G♭maj7 – A♭7 – Fm7 – B♭m | B♭m – G♭ – A♭ – D♭ | D♭ – B♭m – E♭m – A♭ |
| 変イ長調 | A♭ – E♭ – Fm – D♭ | D♭maj7 – E♭7 – Cm7 – Fm | Fm – D♭ – E♭ – A♭ | A♭ – Fm – B♭m – E♭ |
| 変ホ長調 | E♭ – B♭ – Cm – A♭ | A♭maj7 – B♭7 – Gm7 – Cm | Cm – A♭ – B♭ – E♭ | E♭ – Cm – Fm – B♭ |
| 変ロ長調 | B♭ – F – Gm – E♭ | E♭maj7 – F7 – Dm7 – Gm | Gm – E♭ – F – B♭ | B♭ – Gm – Cm – F |
| ヘ長調 | F – C – Dm – B♭ | B♭maj7 – C7 – Am7 – Dm | Dm – B♭ – C – F | F – Dm – Gm – C |
短調
| 調 | i – VI – III – VII | i – iv – V | i – VII – VI – V | iiø7 – V7 – i |
|---|---|---|---|---|
| イ短調 | Am – F – C – G | Am – Dm – E | Am – G – F – E | Bm7♭5 – E7 – Am |
| ホ短調 | Em – C – G – D | Em – Am – B | Em – D – C – B | F♯m7♭5 – B7 – Em |
| ロ短調 | Bm – G – D – A | Bm – Em – F♯ | Bm – A – G – F♯ | C♯m7♭5 – F♯7 – Bm |
| 嬰ヘ短調 | F♯m – D – A – E | F♯m – Bm – C♯ | F♯m – E – D – C♯ | G♯m7♭5 – C♯7 – F♯m |
| 嬰ハ短調 | C♯m – A – E – B | C♯m – F♯m – G♯ | C♯m – B – A – G♯ | D♯m7♭5 – G♯7 – C♯m |
| 嬰ト短調 | G♯m – E – B – F♯ | G♯m – C♯m – D♯ | G♯m – F♯ – E – D♯ | A♯m7♭5 – D♯7 – G♯m |
| 変ホ短調 | E♭m – C♭ – G♭ – D♭ | E♭m – A♭m – B♭ | E♭m – D♭ – C♭ – B♭ | Fm7♭5 – B♭7 – E♭m |
| 変ロ短調 | B♭m – G♭ – D♭ – A♭ | B♭m – E♭m – F | B♭m – A♭ – G♭ – F | Cm7♭5 – F7 – B♭m |
| ヘ短調 | Fm – D♭ – A♭ – E♭ | Fm – B♭m – C | Fm – E♭ – D♭ – C | Gm7♭5 – C7 – Fm |
| ハ短調 | Cm – A♭ – E♭ – B♭ | Cm – Fm – G | Cm – B♭ – A♭ – G | Dm7♭5 – G7 – Cm |
| ト短調 | Gm – E♭ – B♭ – F | Gm – Cm – D | Gm – F – E♭ – D | Am7♭5 – D7 – Gm |
| ニ短調 | Dm – B♭ – F – C | Dm – Gm – A | Dm – C – B♭ – A | Em7♭5 – A7 – Dm |
コード進行のしくみ
どの調にも、音階の音それぞれの上にできる7つのコードがあります(ダイアトニックコード)。音楽家はそれをローマ数字で呼ぶので、進行をどの調にも移せます。I–V–vi–IVは、ハ長調ならC–G–Am–F、ト長調ならG–D–Em–C。
コードにはそれぞれ役割があります。I(トニック)は家、落ち着く場所。IV(サブドミナント)やiiは家から離れる。V(ドミナント)は緊張で、Iへ引き戻します。Vの3度が主音のすぐ下の音だからです。ほとんどの進行は、Iを出て、Vで高まり、また家へ帰る、小さな旅です。
終止形:フレーズの終わり方
- 完全終止、V–I:おしまい、句点。
- 変格終止、IV–I:賛美歌の最後の「アーメン」。
- 半終止、Vで終わる:答えを待つ問いかけ。
- 偽終止、V–vi:家に帰ると見せかけて、マイナーへ。
(上で選んだ調で鳴ります。短調では偽終止はV–VIになります。)
コードを変えるとき、流れが止まってしまう? Ivoryはあなたの演奏を聴いて、どこがずれているかを教えてくれるピアノの先生アプリです。抜けた音、遅れて入る手、そろわない和音。気づいたことを伝えたうえで、正しい弾き方を実際に聴かせてくれます。
よくある質問
コード進行とは?
コードを順番につなげたもので、たいていはくり返されます。ほとんどの曲は、3〜8個のコードでできた1つか2つの進行でできています。
王道進行とは?
IVmaj7–V7–iiim7–vim(ハ長調ならFmaj7–G7–Em7–Am)。J-POPやアニメソングで特に愛されている、切なく胸に迫る進行です。
小室進行とは?
vi–IV–V–I(ハ長調ならAm–F–G–C)。90年代のJ-POPで多用され、小室哲哉の名で呼ばれるようになった進行です。
カノン進行とは?
パッヘルベルの「カノン」のI–V–vi–iii–IV–I–IV–V(ハ長調ならC–G–Am–Em–F–C–F–G)。数えきれないJ-POPに使われています。
ローマ数字の意味は?
調の主音から数えたコードの番号です。Iは音階の1番目の音の上のコード、Vは5番目。大文字はメジャー、小文字はマイナー、°はディミニッシュ。数字で書くと、同じ進行をどの調にも移せます。
終止形(カデンツ)とは?
フレーズの終わりのコードの動きです。完全終止(V–I)は「おしまい」、変格終止(IV–I)は賛美歌の「アーメン」、半終止はVで終わり、問いかけのように聴こえます。偽終止はV–viで、家に帰ると見せかけてマイナーへ。