速度記号 · Largo
Largo(ラルゴ)
Largoは「とても遅く、ゆったりと幅広く」。BPMはおよそ40〜60 BPMです。イタリア語で「幅広い」の意味。下で聴いてみましょう。
Largoはどのくらいの速さ?
およそ40–60 BPM、真ん中は50くらいです。とても遅く、ゆったりと幅広く。長い音で、広々とした旋律。前後の速度記号と聴き比べてみましょう。
この範囲は決まりではなく、目安です。作曲家たちはメトロノームが生まれる前(メルツェルのメトロノームは1815年)からこれらの言葉を使っていて、本やメトロノームの目盛りによって数字は数拍ずつ違います。Largoは速さであると同時に、曲の性格を表す言葉だと考えましょう。
Largoと書かれた曲
- ショパン「前奏曲 ホ短調」作品28-4
- ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第2楽章(「家路」として知られる、イングリッシュホルンの旋律)
- ヘンデルのアリア「オンブラ・マイ・フ」。「ヘンデルのラルゴ」の名で親しまれていますが、ヘンデル自身の指示はLarghettoです
Largoと組み合わせる言葉
作曲家はよく、ひとこと加えて微調整します。
- Largo e mesto:幅広く、悲しげに
- Largo assai:きわめて幅広く
Largoで弾くには
- まずはゆっくり。Largoよりずっと遅いテンポで、すべての音が正しく均等になるまで。それからメトロノームを少しずつ上げます。
- 数字より性格を。遅いテンポでも拍の流れは必要です。1音から次の音へ線をつなぎ、止まらないように。
- 弾きはじめる前に1小節数える。弾くつもりの速さで数えれば、最初の音からテンポに乗れます。
速度記号の一覧
| 速度記号 | BPM | 意味 | 聴く |
|---|---|---|---|
| Grave グラーヴェ | 20–40 BPM | もっとも遅い速度記号のひとつ | |
| Largo ラルゴ | 40–60 BPM | とても遅く、ゆったりと幅広く | |
| Lento レント | 40–60 BPM | 遅く | |
| Larghetto ラルゲット | 60–66 BPM | ラルゴより少し速く、軽やかに | |
| Adagio アダージョ | 66–76 BPM | ゆるやかに、表情豊かに | |
| Andante アンダンテ | 76–108 BPM | 歩くような速さ | |
| Andantino アンダンティーノ | 80–108 BPM | アンダンテより少し軽く、たいていは少し速く(18世紀には遅めの意味で使う人もいた、いちばんあいまいな記号のひとつ) | |
| Moderato モデラート | 108–120 BPM | 中くらいの速さで | |
| Allegretto アレグレット | 112–120 BPM | やや速く、軽やかに | |
| Allegro アレグロ | 120–156 BPM | 速く、明るく | |
| Vivace ヴィヴァーチェ | 156–176 BPM | 生き生きと速く | |
| Presto プレスト | 176–200 BPM | とても速く | |
| Prestissimo プレスティッシモ | 200+ BPM | いちばん速い速度記号 |
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よくある質問
LargoはBPMいくつ?
およそ40〜60 BPMです。本やメトロノームによって数拍の違いがあり、最終的には曲と、あなたの手が決めます。
Largoの意味は?
イタリア語で「幅広い」。音楽では「とても遅く、ゆったりと幅広く。長い音で、広々とした旋律」という意味です。
Largoは速い?遅い?
遅いテンポです。Lento(40–60 BPM)より遅く、Grave(20–40 BPM)より速いテンポです。
Largoと書かれた有名な曲は?
ショパン「前奏曲 ホ短調」作品28-4、ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第2楽章(「家路」として知られる、イングリッシュホルンの旋律)、ヘンデルのアリア「オンブラ・マイ・フ」。「ヘンデルのラルゴ」の名で親しまれていますが、ヘンデル自身の指示はLarghettoですなど。