速度記号 · Vivace
Vivace(ヴィヴァーチェ)
Vivaceは「生き生きと速く」。BPMはおよそ156〜176 BPMです。イタリア語で「生き生きとした」の意味。下で聴いてみましょう。
Vivaceはどのくらいの速さ?
およそ156–176 BPM、真ん中は166くらいです。生き生きと速く。速さと同じくらい、エネルギーを。前後の速度記号と聴き比べてみましょう。
この範囲は決まりではなく、目安です。作曲家たちはメトロノームが生まれる前(メルツェルのメトロノームは1815年)からこれらの言葉を使っていて、本やメトロノームの目盛りによって数字は数拍ずつ違います。Vivaceは速さであると同時に、曲の性格を表す言葉だと考えましょう。
Vivaceと書かれた曲
- ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章(ゆっくりした序奏のあと)
- バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 第1楽章
Vivaceと組み合わせる言葉
作曲家はよく、ひとこと加えて微調整します。
- Allegro vivace:速く、生き生きと
- Vivacissimo:きわめて生き生きと
Vivaceで弾くには
- まずはゆっくり。Vivaceよりずっと遅いテンポで、すべての音が正しく均等になるまで。それからメトロノームを少しずつ上げます。
- 数字より性格を。速い曲ほど手の力を抜いて。腕が固くなったら、固くならない速さまで戻します。
- 弾きはじめる前に1小節数える。弾くつもりの速さで数えれば、最初の音からテンポに乗れます。
速度記号の一覧
| 速度記号 | BPM | 意味 | 聴く |
|---|---|---|---|
| Grave グラーヴェ | 20–40 BPM | もっとも遅い速度記号のひとつ | |
| Largo ラルゴ | 40–60 BPM | とても遅く、ゆったりと幅広く | |
| Lento レント | 40–60 BPM | 遅く | |
| Larghetto ラルゲット | 60–66 BPM | ラルゴより少し速く、軽やかに | |
| Adagio アダージョ | 66–76 BPM | ゆるやかに、表情豊かに | |
| Andante アンダンテ | 76–108 BPM | 歩くような速さ | |
| Andantino アンダンティーノ | 80–108 BPM | アンダンテより少し軽く、たいていは少し速く(18世紀には遅めの意味で使う人もいた、いちばんあいまいな記号のひとつ) | |
| Moderato モデラート | 108–120 BPM | 中くらいの速さで | |
| Allegretto アレグレット | 112–120 BPM | やや速く、軽やかに | |
| Allegro アレグロ | 120–156 BPM | 速く、明るく | |
| Vivace ヴィヴァーチェ | 156–176 BPM | 生き生きと速く | |
| Presto プレスト | 176–200 BPM | とても速く | |
| Prestissimo プレスティッシモ | 200+ BPM | いちばん速い速度記号 |
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よくある質問
VivaceはBPMいくつ?
およそ156〜176 BPMです。本やメトロノームによって数拍の違いがあり、最終的には曲と、あなたの手が決めます。
Vivaceの意味は?
イタリア語で「生き生きとした」。音楽では「生き生きと速く。速さと同じくらい、エネルギーを」という意味です。
Vivaceは速い?遅い?
速いテンポです。Presto(176–200 BPM)より遅く、Allegro(120–156 BPM)より速いテンポです。
Vivaceと書かれた有名な曲は?
ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章(ゆっくりした序奏のあと)、バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043 第1楽章など。